このところ色々思うことがあったので備忘的ポスト。
先日、日本公演のため不在のBoAに代わって、代打MCとしてイトゥクがPRODUCE 101に登場しました。
イトゥクが登場した途端「イトゥク大先輩!?まじかよ〜!!」みたいになるの、純粋に嬉しいわね😂 #superjunior #PRODUCE101 pic.twitter.com/nT9WmUCxwx
— SYKちゃん (@gyuchang__syk) May 13, 2017
番組自体は断片的にしか見ていないのですが、この場面はSUPER JUNIORのファンとしては色々と嬉しい場面だった。
SUPER JUNIORが広く大衆に受け入れられたきっかけを2009年のSorry,Sorryだとして、そこを起点としてSexy,Free&SingleやSPYを発表した2012年頃までをひとつの全盛期だと仮定したとき、5~8年前なのでProduce101に出てる彼らは当時8~18歳くらいですね。
今回のこの場面で出てきたのが、例えば東方神起のユノやBIGBANGのG-DRAGONでも、おそらく絶対に同じような反応だったでしょう。
東方神起やBIGBANGも長く芸能界で活躍していて広く認知されています。
が、イトゥクと同じ状況で出演することを想像することは少し難しい気がします。
彼らはカリスマ性やパフォーマンスという点で物凄く秀でているので、パフォーマーとしてスペシャルゲスト的な立ち位置だと想像しやすいのではないでしょうか。
今回のこの場面では、同じように長く芸能界で活躍していて大衆に馴染みがあり、かつMCとして出演してもらうにはイトゥクが適任だった、という事ではないかな。
そしてこのことがとても重要じゃないかなと思う。
SUPER JUNIORの歴史はSUPER JUNIORの輝けるフィールド模索の歴史であると思っていて、その模索の結果、韓国アイドルとして一般に良しとされる基準や大枠から少しばかりはみ出る部分もあるのが誤解の原因でもあるのですが。
SUPER JUNIORがデビューしたとき、既に同じ事務所から超王道路線のグループ(東方神起)がデビューしていて且つ人気があり、その後発としてSUPER JUNIORが何が出来るか?模索の日々だったと思います。
SMという大手事務所からデビューできたことは幸運であったけども、一方で事務所から優遇してもらえたようなグループでもなかったので(割と冷遇に近い)、自分達や時にはファンの力で何かを獲得していくしか無かったという点においては不利な面も多かった。
必ずしも完璧な環境を提供して貰えたわけでは無かったんですね。
事務所といっても会社経営なのでビジネスとしてやる以上は利益を出さなければいけない、どこにお金をかけるかは重要だし、経営という立場から言えば普通のことです。
経営という側面からみるとこれはよくわかるし、かといって全く不満が無いかといえばもちろんそうではないけども、それでも中小事務所のグループが表に出てくる大変さを考えれば、有利な面も多くありますからね。
結局は与えられた環境下で何が出来るか。
大衆にSUPER JUNIORを知って貰う入り口としてのバラエティ出演であったり、シュキラ(ラジオ)であったわけですね。
そして出演するだけでは意味が無く、継続した出演や次の仕事に繋がる結果を残さないといけない。
今あるバラエティ豊かなSUPER JUNIORというのはそうやって自分たちの輝けるフィールドや方法を探して試して掴んできた結果です。
通常毎回のカムバックで歌・ダンスだけでそうするところを、加えてそれら(歌・ダンス)以外のフィールドでも同じことをやってきただけの事です。
少し本筋と外れた余談ですが、SUPER JUNIORは実現したい物事に対して貪欲というか、ユニットがツアーを開催することや、個人が本を出すことなどの希望を口にする機会が多くて、かつ口にすることで実現を引き寄せてる節もあって、これまでのそうせざるを得ない環境がそうさせたのかと思う場面が多々あります。ファンを味方につけるのがうまい。
SUPER JUNIORは全メンバー平均のダンススキルが高いとか歌の平均スキルが高いとか、K-POPのだいたいのグループがそうであるような一定の基準値は持っていないけども、
その代わりに各メンバーがそれぞれの得意分野においては突出した能力を持ってる。それでいいし、そういうところが強みで素敵なグループだと思う。だからグループ全体としてみたときに幅広い活躍ができる。
苦手克服もいいけど、強みを最大限活かす、それでもいいじゃないのと思えるSUPER JUNIORという形。
それがMCであったりコミカルなトークやバラエティでの立ち回りであったり、もちろん歌・ミュージカル、ダンスもですね。
だいたいはバラエティ力がフォーカスされることが多いけども、「SUPER JUNIORってほんとなんなの?笑」ってK-POPの色んな方面のファン界隈から言われる立ち位置、良いんじゃないでしょうか。
そう思われるほどの個性を持っているんだから。
東方神起には東方神起の売り方があり活躍の場があり、BIGBANGにはBIGBANGのイメージに合った活躍の形がある。
それらと差別化できるSUPER JUNIORとしての活躍の仕方があるのだから、これまでやってこれたんじゃないかなと思います。
3大グループはそれぞれグループカラーがはっきりしていて良いですね。
お歌も上手な SUPER JUNIOR
パフォーマンスだって上手な SUPER JUNIOR
なのに曲が迷子(MVで曲がBGM化)
全盛期は過ぎたけども、これまで彼らが各方面で残してきた存在感は今も残っていて、こうして活躍できる場があることは素敵なことなんじゃないでしょうか。
Produce101のイトゥク登場の一場面は、
そうやってテレビの中の色んなフィールドで頑張ってきた結果がよく現れたヒトコマでした。
ではでは。
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